におい解体新書 〜においとは何か編〜 第五章 においのないお部屋にお客様をお迎えするために

短時間で消臭し、清掃・メイク作業まで完了せよ ホテルの消臭ーそれは時間との戦いー

においが、客室の営業回転率を下げる?!

においと毎日喰っているのがホテル業界です。お泊りになるお客様は、毎日変わるので、前日のにおいがお部屋に残っていては新しくお客様をお迎えすることができません。客室にこもったにおいが、ホテルの客室の営業回転率を下げかねない。においは、この業界にとって、とても顕の痛い問題といわれています。福岡市の博多駅新幹線口近くの博多グリーンホテルも、においの問題に頭を悩ませていました。

短時間で、お客様をお迎えできる消臭装置を探して

博多グリーンホテルでは、お客様がチェックアウトされた後の消臭作業に、従来はオゾン脱臭器を使用していました。しかし、オゾン脱臭器(*1)の消臭は客室を完全に閉め切って行う必要があり、においの強さにもよりますが、最低でも1時間は入室しての清掃,客室メイク作業ができませんでした。

また、オゾン脱臭後の室内換気にも一定の時間を要していました。同ホテルはチェックウト12:00、チェックイン13:00ですので、次のお客様をお迎えする単備は、まさに時間との聡いです。短時間で消臭して、清掃・客室メイク作業ができる消臭装置はないものか。悩んでいた同ホテルが、試してみることになったのが、フジコーの空気清浄機「マスククリーン」でした。

「客室のにおい」について、お褒めの言葉をいただけるように

マスククリーンのデモ機を使用してみたところ、20㎡程のお部屋なら15〜20分程度で消臭ができました。しかも、消臭中に客室で清掃・メイク作業が同時にできることも魅力で、現場スタッフの強い要望で複数台を導入することになりました。

以降、「オゾン脱臭器では一度消臭しでも、においが残ることがありましたが、マスククリーンではそういうことはありません。通路のにおいまで一緒に消えるので、もう手放せないですね」と重宝いただいています。お客様アンケートの「客室のにおい」の項目にも、以前よりもお褒めの言葉が増えたそうです。

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